【元教員が解説】1年生の足し算でつまずく子どもへのサポート法｜指で数えるクセを卒業するには？

✅この記事はこんな方におすすめ
1年生の「足し算」でつまずいていませんか？
小学1年生の「足し算」学習の流れとポイント
- ✅ 1年生の足し算で学ぶ内容
【重要】小学1年生が足し算でつまずく5つの理由と対処法
家庭でできる！足し算の練習を楽しくするアイデア
- ✅ 遊び感覚で学べる方法
足し算の練習におすすめの教材（1年生向け）
よくある質問（FAQ）
- Q. 指を使っていると将来困りますか？
- Q. 家でできる声かけのコツはありますか？
まとめ｜1年生の足し算は「理解の積み重ね」がカギ！
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✅この記事はこんな方におすすめ

小学1年生の子どもが足し算につまずいている
指を使ってばかりで計算が遅い・不安定
家庭でできる足し算の教え方やコツを知りたい
「くり上がりのある足し算」が苦手な子をサポートしたい

1年生の「足し算」でつまずいていませんか？

「足し算がなかなか覚えられない」「いつまでも指で数えている…」
小学1年生で最初に学ぶ足し算は、単純なようで意外と多くの子どもがつまずくポイントです。特に「数の量のイメージができていない」「くり上がりが理解できない」「指を使ってばかりで暗算に移れない」など、原因はさまざま。
この記事では、元教員の視点から1年生が足し算でつまずく主な理由と、家庭でできる効果的なサポート法をわかりやすく解説します。お子さんが楽しく「できた！」を積み重ねられるよう、今日からできるヒントが満載です。

小学1年生の「足し算」学習の流れとポイント

まずは、1年生が学校でどんなステップで足し算を学んでいくのか、基本的な流れを押さえておきましょう。

✅ 1年生の足し算で学ぶ内容

1けた＋1けたの基本（例：3＋4）
くり上がりのある計算（例：9＋6）
数直線（1年生では「かずのせん」と言います）や図を使った考え方
「10をつくってから考える」方法
文章題での活用

「足し算の意味」を理解し、暗算ができるようになることがゴールです。

【重要】小学1年生が足し算でつまずく5つの理由と対処法

① 数の量がイメージできていない

数字の読み書きはできても、「5ってどれくらいの数？」という量のイメージが曖昧な場合、足し算は定着しにくくなります。

🔸対処法：

おはじきや積み木を使って「3＋2」などを実際に操作して体感させる
「5ってこのくらい」と見える形で数を示すことでイメージが定着

② 指で数えるクセが抜けない

▶️なぜ指で数えるのか？

指は子どもにとって一番身近な道具。数の合成・分解を実感できる大切なステップです。

🟡 例：「3＋2」は、指を3本立てて、そこに2本足して、合計を数える

▶️でも、ずっと指に頼るのはNG

指の本数に限界がある（8＋7など）
数えるのに時間がかかる
暗算ができず、思考の柔軟性が育たない

✅ 指から卒業するための4ステップ

具体物に切り替える（ブロック・おはじきなど）
10を作る考え方を視覚で理解（例：9＋4＝10＋3）
声に出して言語化（「7に3足して10、残りで12！」）
「指なしでできた！」という成功体験を重ねる

③ くり上がりのある計算が難しい

「9＋6」など、10を超える計算は一気にハードルが上がります。
特に「10を作って残りを足す」考え方が理解できていない子は、指で1つずつ数えるしかできません。

🔸対処法：

ブロックで9＋1→10、残りの5を足す、という流れを目で見て体験させる
「10にするとラクなんだよ」とコツを教える

④ 正解・不正解ばかりに意識が向いている

「合ってる？」「まちがった…」など、正解にこだわりすぎると、考えること自体をやめてしまう子もいます。

🔸対処法：

「どうやって考えたの？」と考え方に注目する声かけ
間違えても「気づけてすごい！」とプロセスを肯定

⑤ 文章題になると解けない

文章問題では、数字だけでなく状況をイメージする力が必要になります。
ここで「何を足せばいいのかわからない」と戸惑う子も。

🔸対処法：

一緒に読み上げて、絵や図を描いてみる
実際に人形やおもちゃで再現して考えさせる

家庭でできる！足し算の練習を楽しくするアイデア

✅ 遊び感覚で学べる方法

サイコロ足し算：出た目の合計を言うゲーム
トランプ：合計10になる組み合わせを見つける神経衰弱
100玉そろばんで「10のかたまり」を作る練習

足し算の練習におすすめの教材（1年生向け）

教材名	特徴
くもんのドリル（たしざん）	計算の反復練習に最適。1日数分でOK
100玉そろばん	数の構造（5・10のかたまり）を視覚的に理解できる
たしざんカード	遊びながら暗算力UP。時間をはかってゲーム感覚で